福島にあるカーボンパーツ工房、CF Lab(シーエフラボ)にお邪魔!

たくぞー君

インフュージョンカーボンで起業することにしたよ。工場が綺麗なうちに撮影に来て欲しい!正式開業は2022年1月!

はじ

あいよ!
頑張ってね!

それから1年が経ちました・・・w

というわけで、福島市でたくぞー君が開業したCF Lab(シーエフラボ)さんへ行ってきました。

行った日のは1月中旬。いわゆる東京オートサロンに出展する車両製作が終わり、ひと段落した時期ですね。

そもそもCF Labって何よ?

福島生まれ・福島育ちで走るの大好きなたくぞー君が、趣味が高じて立ち上げたインフュージョン成形で作るカーボン屋さん。

いやいや、インフュージョン成形って何よって話になりますが、これは一般的なカーボンアイテムの分類にある「ドライカーボン」と「ウェットカーボン」に属さないカーボン成形の方法。

具体的にはドライカーボンのように真空引きして無駄な樹脂を排除しつつ、ドライカーボンのような高温ではない温度で樹脂を硬化させるというもの。(たくぞーくん、あってる?)

結果として出来上がる製品は軽くて強く、高温で焼かないので型にかかる負担が少ない&稼働設備も比較的安価でできるため、製品価格を抑えることが出来るそう。

理論上の強さはドライカーボンと一緒なんですって。いいこと尽くめじゃんw

まぁ、そのあたりの詳しいことについてはCF Labさんのホームページをどうぞ↓

https://f-carbon.jp/

ちなみにホームページアドレスのf-carbonの「f」は福島っていうことらしいです。福島の人って福島を愛する方が多いですねw

CF Labの工場を見学

本来は先述の通り、開業当初に行く予定だったんですけど、外装塗装後にしよう→そうこうしている間に機密多めな案件が入ってきちゃった→工場綺麗にするわ→東京オートサロンの仕事入ってきちゃった~、と結局1周年後ですw

ただ友人に塗ってもらったっていう自慢の外装塗装は劣化知らずでキレイそのもの。フォトスポットですね。愛車で乗り付ける方はぜひこんな感じに停めて撮りましょう。

ちなみにこの180SXは2022年シリーズのD1ライツに参戦し、今年はD1GPへステップアップされた久保川選手のマシンです。

工場内は1年経過&短納期の嵐であろう東京オートサロン向けの作業が終わったタイミングだから、ぶっ散らかっているのかと思ったら…

そんなことはなかったですね(失礼)

なんでも工場は4部屋に分かれてて、それぞれの部屋でやる作業をきちんと分けているから、そこまで散らからないんだとか。

まずここが型取ったり仕上がった製品をトリミングする場所。一番汚れるであろう空間ですね。製品はすべてパレットに載せて身体にも負担かけずに作業&移動ができるようになっているんですって。

で、ここが製品を焼き上げるの部屋。大小の窯できっちり温度管理して製品を仕上げています。

基本的にインフュージョン製法ですが、小サイズならドライカーボンも作れるようになったんだとか。

で、カーボンを型に貼りこむ部屋。

ファイバー系のチクチクする物が散乱してる悪そうな環境の部屋を想像しますが、インフュージョンやドライカーボンはエアコン効いた部屋で快適に貼れるそうです。 仕上がりに直結するでしょうから、こういう綺麗な環境だと必然的に丁寧で良い製品が出来ますよね〜。

あとは型と製品と車両などのストックヤードがあるんですが、さすがにそこは機密も多いので撮影は禁止。

そもそもCF Labさんは工場内撮影禁止なんですが、今回は特別にいいよってことで全写真、公開前チェックを終えたうえで掲載しています。普段は工場内とか撮っちゃダメです。

CF Labのあれこれ

はじ

開業して1年か、どうだった?

たくぞー君

会社員のありがたみも知ったし、自営業の醍醐味も知ったよw
とりあえずは楽しい。いろんなことがあったけど、多くの出会いもあったし、周りの方々にはホント感謝感謝。これからもっと頑張るよ!

はじ

汎用的なオリジナルアイテムもそろそろ増やしたいよね。

たくぞー君

そうだねー!
凄くありがたいんだけど、予想外にアンパネとかドアとかルーフとかの案件が多かったからね…。ちょっと手が周ってなかったけど、やっとこ本腰入れられそう。

開業初年度にやった仕事がコレ↓

https://f-carbon.jp/290

趣味が高じて始めた仕事の、初年度にやるような内容には思えませんw

ただ、その合間にもこんなものあったらいいな、作りたいなという構想は止まらなかったようで、そういった商品が少しずつリリースされている模様です。

柔軟性と強度を両立させたカーボン板。程よいRが自然とつくように成形されています

またDIY勢に役立つ情報発信や、加工しやすい製品などをリリースしていきたいっていう話もありました。製品によっては金バサミとか書類用穴あけパンチで加工できるとか凄く楽ちんですよね~。

こういった加工しやすい厚さとか柔軟性のカーボン板も今後は販売になるのかな?内々にはそういうのを使ってますっていうのは聞こえて来ます。

例えばエイトリアンさんのRX-8。

RE雨宮製のエアクリーナーボックスの蓋を、CF Labさん提供のカーボン板でDIY。フロント周りが軽量化できたんだとか。

ドアの内張も同様。もともとはプラ段?か何か ウェットカーボンが付いていたものを「外して軽くすればいいじゃん」ではなく「雰囲気を大切にしながら、でも軽く」ということでこちらもDIY。たぶんこういうカーボン板欲している方っていらっしゃると思うですよね~。

新製品でいうと、RX-8のカーボントランク。こちらはPeriさんの愛車。

この記事時点だとまだCF Labさんのホームページには出ていませんが、きっとそのうち正式販売となることでしょう。

たくぞー君

開業初年度はOEMも多くて公にできない商品開発も多かったけど、今年は商品展開を増やしていくよ!(今でもOEMは多いけど)
はじくんきっとブログにしてくれるだろうから、そういう宣伝しておいてね♪

というわけコスパの良いカーボンアイテムに興味が出た方はCF Labのホームページをどうぞ(雑)

余談

はじ

工場内は車停めて写真撮れるくらい広いんだね~

たくぞー君

そう、この雰囲気よくない?
無駄に停めておきたくなるもんw
それにここで生まれて巣立ったアイテムが、装着されて返ってくるとかすごく嬉しいよ。子供の里帰りみたい。

はじ

BBQでもしながら里帰り撮影会とかいいねw

たくぞー君

いいね、やろっかw
好き勝手撮ってもらっている間に火の準備して福島牛でも焼くよ♪
吾妻小富士眺めながら乾杯しよー!

工場から見える吾妻小富士。これが見えるからこの場所にしたんだとか

CF Lab|福島発、カーボンアイテム工房

https://f-carbon.jp/

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この記事を書いた人

サーキットで車の写真を撮るのが好きな人。流し撮りしたい!と思ったことがすべてのはじまり。独学です。
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